この度博多座は開場25周年を迎えます。その記念と致しまして６月には博多座大歌舞伎が開催されることとなりました。昼の部ではお馴染みの「身替座禅」や「恋飛脚大和往来」等が、夜の部には通し狂言 「東海道四谷怪談」が上演されます。そこでより楽しく観劇するために、歌舞伎独特の約束事や衣装・小道具・音楽の解説と今回の演目の見どころをお話いただきます。

　講師には長年『久留米ちくご歌舞伎』のご指導にあたられておられます花柳津祢里先生をお迎え致します。どうぞ皆さまお誘い合わせの上お出かけくださいますようお願い申し上げます。

　七夕は陰暦七月七日の夜、牽牛・織女の二星が一年に一度だけ逢うという伝説です。これは中国より伝わった二星の恋物語の伝説や乞巧奠の行事に日本古代の棚機つ女にかかる禊の信仰が習合したものであります。

　七夕料理に使われます七種（西瓜、茄子、胡瓜、里芋、生姜、枝豆、大根）の食材、併せて日本型薬膳の考えに習い、この暑い季節に清熱作用のある旬の食材を取り入れてお献立を考えてみました。また、七夕にちなみ皆様の願い事を短冊にご記入頂き、この期間中にお預かりしました短冊は、たなばたの里・小郡にあります七夕神社（棚機神社）にご奉納し、お焚き上げいただきます。

　バランスの良い食事で免疫力をアップさせ、健康な体を維持して参りましょう。良い「気」の流れる広く静かな個室空間で身体が喜ぶお料理を五感でお楽しみください。